かぞえ / 八

やく

厄

四十二歳

数えで四十二は「死に」と読める。十二曲のうち、ここだけが祝いではない名前になる。

この曲は、まだ鳴っていません。

詞

厄やく

四十二と書いて

死にと読んだ人がいる

それだけのことが

千年かけて残っている

 

言えば本当になる気がして

言わずにきた言葉がある

言わなかったのに

それでも来る日は来る

 

用心しながら生きて

何事もなく過ぎたなら

その読み違いは

たぶん正しかった

——この先は、まだ

覚書

四十二を死にと読んだ人がいて、その読み違いが千年残った。言葉遊びが人を怖がらせることもある、という一曲。

音信

他の歳へ