かぞえ / 一

おしちや

御七夜

生後七日

七日目の夜に名前をつける。それまで人は、呼ばれないまま息をしている。

この曲は、まだ鳴っていません。

詞

御七夜おしちや

七日のあいだ 僕には名前がなかった

呼ばれないまま息をしていた

灯りの下できみたちが

知らない音をならべている

 

その音がいつか僕になる

まだ意味はわからないけれど

返事をするたび すこしずつ

僕はその音に似ていく

——この先は、まだ

覚書

名前がつく前の七日間に、自分が何を考えていたのか知りたかった。覚えていないぶんだけ、いちばん長い七日間だと思う。

音信

他の歳へ