かぞえ / 十一

きじゅ

喜寿

七十七歳

「喜」の草書体が、七を重ねた形に見えることから。

この曲は、まだ鳴っていません。

字解

喜 㐂 七七七

喜寿

七十七歳

崩し字の「㐂」は七を
重ねた形をしている

TAP — とめる

詞

喜寿きじゅ

喜ぶという字を崩すと

七が三つ こぼれてくる

数えられているあいだは

まだ生きているということ

 

祝いの名前が増えていく

古希 喜寿 傘寿 米寿

まだ先があると言われながら

ひとつずつ渡されていく

 

こぼれた七をひろって

ポケットに入れておく

いつか数えられなくなる日まで

持っていようと思う

——この先は、まだ

覚書

喜という字を崩すと、七が三つこぼれてくる。祝いの名前がぜんぶ言葉遊びでできていることに、途中から気づいた。

音信

他の歳へ